MLウェーブクラブの某氏の依頼でケンプロのローテーターをオーバーホールしました
2016/4/18 JA1KPL
ローテーターをあけてみたところ、割と綺麗ですがグリスが切れています。
ギアメカまでは分解の必要はなさそうです。 写真1
テレピン油で本体とベアリングを洗浄します。
この時、金属ブラシは厳物でナイロンブラシを使用します。
ベアリング、ベアリングガイドにキズや擦れがなく問題はなさそうです。 写真2
ベアリングガイドにグリスを塗り、指で一様に伸ばします。 写真3
上部のガイドにもグリスを塗り、ガイドにベアリングを載せます。 写真4
最後に4点ネジ止めで固定し、動作確認し終了。
作業時間およそ2時間、お手は真っ黒、、、、、HI
アンテナ調整はSWRだけではありません 、電界強度を測定する必要があります。
紹介するのはJA1KPLが製作した電界強度計、基準ダイポール、受信用検波器付4エレ八木の3点セットです。 これ 一式で430のANT調整、利得測定ができます。
JA1KPL製作電界強度計によるアンテナの利得測定方法
2013/5/15
① 基準となるダイポールアンテナから電波を発射。 パワーは2~5W程度
② 電界強度計のアッテネータを 0dB にセット、メータの指示を0dBにセットする。
③ 基準ダイポールから被測定アンテナに接続し直し再度電波を発射。
④ アッテネータダイヤルを回しメータの指示値+アッテネータ挿入値の合計を読み取る
⑤ dBi値を求めるには、上記の値+2.15dB して求める。
測定にあたっての留意事項
① 被測定アンテナと受信アンテナは10m以上離す。
② 周りに金属等の反射物がないこと
その他
この電界強度計を駆使すれば、上記アンテナの利得測定以外に
① アンテナの利得調整(ゲイン最大に)
② ビームアンテナのFB比
③ ビームパタン
などが測定できる。